頭皮が痒い時は薬用シャンプーでいい?髪がギシギシ・ごわごわする原因と選び方

 

「ある時から急に頭皮が痒くなった」

「薬局で薬用シャンプーを買って使い始めたら、今度は髪がギシギシする」

「痒みは気になるけど、髪までごわごわになるのは困る」

美容室でお客様とお話ししていると、実はこうしたご相談をいただくことがあります。

 

頭皮が痒くなると、「頭皮用」「薬用」「フケ・かゆみに」と書かれたシャンプーをまず試してみようと考える方も多いでしょう。

もちろん、市販の薬用シャンプーそのものが悪いわけではありません。

ただし、頭皮の痒みにはさまざまな原因があり、選んだシャンプーが現在の頭皮や髪の状態に合っているとは限りません。

特にカラーや縮毛矯正などをしている髪では、頭皮を意識して選んだシャンプーを使い始めてから「毛先がきしむ」「指通りが悪くなった」と感じるケースもあります。

 

 

頭皮が痒いから薬用シャンプーを使ったら髪がギシギシ…なぜ?

 

まず知っておきたいのは、「頭皮に使いたいシャンプー」と「髪の仕上がりとして好みのシャンプー」が必ずしも同じとは限らないということです。

シャンプーは製品によって、洗浄成分や保湿成分、使用感などが異なります。

頭皮のベタつきやフケ・かゆみなどを意識して選んだ製品でも、自分の髪質やダメージ状態との組み合わせによっては、洗った後にきしみやごわつきを感じることがあります。

 

特に、

  • カラーを繰り返している
  • ブリーチをしている
  • 縮毛矯正やパーマ履歴がある
  • 毛先が乾燥している
  • 髪が絡まりやすい

といった方は、シャンプーを変えた時に質感の違いを感じやすい傾向があります。

 

大切なのは「薬用だからダメ」と判断することではありません。

頭皮の悩みだけを見て選ぶのではなく、現在の髪の状態まで含めて選ぶことがポイントです。

 

 

そもそも頭皮が痒くなる主な原因は?

 

頭皮の痒みには、一つではなくさまざまな原因が考えられます。

例えば、

  • 頭皮の乾燥
  • 汗や皮脂
  • フケ
  • シャンプーやスタイリング剤のすすぎ残し
  • 洗いすぎ
  • 使用しているヘアケア製品が合っていない
  • 紫外線などによる頭皮への負担
  • カラー後の刺激
  • 季節による頭皮環境の変化
  • 湿疹や皮膚炎など

があります。

 

ここで注意したいのが、「痒い=頭皮が汚れている」とは限らないこと。

ベタつきがある人だけでなく、乾燥している人にも痒みが出ることがあります。

そのため、「痒いからもっとしっかり洗おう」と考える前に、まず何がきっかけで痒くなったのかを振り返ってみましょう。

シャンプーを変えた、カラーをした、季節が変わったなど、タイミングを確認することも頭皮ケアを考えるヒントになります。

 

 

「乾燥して痒い頭皮」と「皮脂が多くて痒い頭皮」は同じケアでいい?

 

同じ「痒い」という症状でも、頭皮の状態によって適したケアは変わります。

例えば乾燥している頭皮に対して、すっきり感だけを求めて洗浄力の高いシャンプーを使い続けると、洗った後のつっぱりや乾燥感が気になる場合があります。

一方で、汗や皮脂によるベタつきが強い方では、洗い方や使用するシャンプーを別の視点から見直した方がいいこともあります。

 

つまり、

「頭皮が痒い人にはこのシャンプー」

と全員に同じものをおすすめすることはできません。

 

頭皮がカサカサしているのか、ベタついているのか、赤みがあるのか、フケが出ているのか。

まず現在の状態を確認することが、シャンプー選びのスタートです。

 

 

市販の薬用シャンプーとは?普通のシャンプーとの違い

 

「薬用」と書かれていると、通常のシャンプーより強力なものをイメージするかもしれません。

日本で「薬用シャンプー」と表示されるものには、医薬部外品として承認された有効成分を配合し、製品ごとに認められた範囲でフケ・かゆみを防ぐ、毛髪・頭皮を清浄にするといった効能・効果を表示しているものがあります。

 

ただし、ここで覚えておきたいのは、

薬用=すべての頭皮トラブルを治すシャンプーではない

ということです。

 

製品によって配合されている成分や目的は違いますし、痒みの原因そのものがシャンプーだけでは対応できない場合もあります。

「薬用」という言葉だけで選ぶのではなく、何を目的とした製品なのかを確認することが大切です。

 

 

 薬用シャンプーを使うと髪がギシギシ・ごわごわすることがあるのはなぜ?

 

シャンプーを変えて急に髪の手触りが悪くなった場合は、製品と髪のコンディションとの相性を確認してみましょう。

 

髪の質感には、

洗浄成分・保湿成分・コンディショニング成分・髪のダメージ状態・洗い方

などが関係します。

 

また、頭皮をきれいにしようとして、泡をつけた毛先まで何度もこすってしまっているケースもあります。

特にダメージしている毛先は、濡れている時の摩擦にも注意が必要です。

「薬用成分が入っているから髪がギシギシする」とは一概に言えません。

 

シャンプーを変えたタイミングと髪の変化が重なっているなら、製品だけでなく使い方やトリートメントとの組み合わせまで見直すのがおすすめです。

 

 

 頭皮が痒いからといって洗浄力の強いシャンプーを選べばいいわけではない

 

「痒いから頭皮をもっときれいにしないと」

と考えて、洗浄力や爽快感の強さを基準にシャンプーを選ぶ方もいます。

しかし、痒みの原因が乾燥などにある場合、皮脂をしっかり落とすことだけを優先しても、悩みに合ったケアにならない可能性があります。

 

頭皮の皮脂は「全部落とした方がいいもの」ではありません。

一方で、汗や皮脂、スタイリング剤などが残っている場合には、適切に洗浄することも必要です。

だからこそ重要なのは、強く洗うか弱く洗うかではなく、その人の頭皮に合った洗い方を選ぶこと。

「洗った直後からつっぱる」「シャンプーを変えてから痒くなった」といった変化も、選び直す際の参考になります。

 

 

「痒いからゴシゴシ洗う」は逆効果になることも

 

頭皮が痒いと、つい爪を立てて洗いたくなります。

ですが、シャンプーは指の腹を使って優しく洗うのが基本です。

爪を立てたり、強い力で何度も同じ場所をこすったりすると、頭皮を傷つける可能性があります。

また、熱すぎるお湯も乾燥が気になる方にはおすすめできません。

 

シャンプー剤をつける前にお湯で髪と頭皮をしっかり濡らし、手のひらで泡立ててから洗います。

そして意外と忘れやすいのが「すすぎ」。

生え際や耳の後ろ、襟足などは泡が残りやすいため、洗う時間だけでなく最後まで丁寧に流すことを意識してみてください。

 

 

美容室の頭皮用シャンプーは何が違う?

 

美容室で頭皮用シャンプーを選ぶメリットの一つは、商品だけを見るのではなく、その人の頭皮と髪を一緒に確認しながら選べることです。

 

例えば、

「頭皮はベタつきやすいけど、毛先はカラーで乾燥している」

という方もいます。

 

この場合、頭皮だけを基準にすると毛先の使用感が合わないことがあります。

美容室では、頭皮の状態・髪質・ダメージ・カラーやパーマ履歴・普段使っている商品などを踏まえて、ホームケアを提案できます。

 

もちろん、美容室専売品なら誰にでも絶対合うということではありません。

でも、「何となくパッケージを見て選ぶ」のではなく、美容師と相談しながら候補を絞れることは大きなメリットです。

 

 

市販の薬用シャンプーを買う前に美容師へ相談してほしい理由

 

LUCEで実際にお客様から聞くことがあるのが、

「頭皮が痒くなったから薬用シャンプーに変えたら、髪がギシギシになった」というお悩みです。

だからこそ、ドラッグストアで新しいシャンプーを探す前に、一度いつもの美容師に聞いてみてほしいと思っています。

 

美容師は医師ではないので、頭皮の痒みの原因を診断することはできません。

その一方で、

「今の髪はどのくらいダメージしているか」

「カラーをどのくらいの頻度でしているか」

「普段どんなシャンプーを使っているか」

「どういう洗い方をしているか」

といった、髪と日常のヘアケアについて一緒に整理することはできます。

 

相談した結果、シャンプーを変える必要がないこともあるでしょう。

商品を買うことより先に、今のケアを見直してみる。

それだけでも選択肢は変わってきます。

 

 

 頭皮用シャンプーは毛先までしっかり洗わなくてもいい?

 

シャンプーで意識したいのは、髪をゴシゴシこすることではなく、頭皮を優しく洗うことです。

スタイリング剤などの使用状況にもよりますが、通常のシャンプーでは泡が髪全体にも行き渡ります。

 

特にロングヘアやダメージ毛の場合、毛先同士をこすり合わせるように洗う必要はありません。

頭皮と根元を丁寧に洗い、毛先は泡をなじませながら優しく扱います。

濡れた髪は摩擦による負担を受けやすいため、「しっかり洗う=力を入れてこする」ではないことを覚えておきましょう。

 

 

頭皮シャンプーを使う時、トリートメントはどうすればいい?

 

頭皮用シャンプーを使っているからといって、毛先のトリートメントまでやめる必要はありません。

頭皮と髪では、ケアしたいポイントが違います。

 

例えば、

シャンプーでは頭皮を清潔に保つことを意識し、トリートメントでは中間〜毛先の質感を整える

というように役割を分けて考えると分かりやすいでしょう。

 

トリートメントは製品の使用方法に従い、頭皮用として作られていないものは基本的に中間〜毛先を中心になじませます。

頭皮の悩みがあるからといって、毛先のダメージケアまで犠牲にする必要はありません。

 

 

頭皮の痒みがある時に避けたいこと

 

痒みが気になる時ほど、頭皮への刺激を増やさないことが大切です。

例えば、

  • 爪で頭皮をかく
  • ゴシゴシ強く洗う
  • 熱いお湯を使う
  • 必要以上に何度もシャンプーする
  • 痒みが出た製品を無理に使い続ける
  • 爽快感だけを基準に商品を選ぶ

といったことは避けましょう。

 

また、「早く治したいから」と複数の頭皮ケア商品を一度に変更すると、何が合わなかったのか分かりにくくなることもあります。

新しい商品を使い始めて違和感が出た場合は、使用を続けることにこだわらず、状態に応じて専門家へ相談してください。

 

 

カラー後に頭皮が痒くなる場合はどうする?

 

「普段は大丈夫なのに、ヘアカラーをした後だけ頭皮が痒い」

この場合は、通常のシャンプー選びとは少し分けて考える必要があります。

カラー後の痒みには、頭皮の乾燥や刺激など複数の可能性がありますが、ヘアカラーによるアレルギー性接触皮膚炎などが関係することもあるため、自己判断で軽く考えないことが大切です。

 

強い痒み、赤み、腫れ、痛みなどがある場合は、美容室の頭皮ケアで対応しようとせず医療機関へ相談してください。

そして次回カラーをする際には、「前回カラー後に痒みが出た」ということを必ず担当美容師へ伝えましょう。過去にどのような反応があったかは、安全に施術を考えるうえで重要な情報です。

 

 

シャンプーを変えても頭皮の痒みが治らない時は?

 

頭皮の痒みをすべてシャンプーで解決できるわけではありません。

例えば、

  • 痒みが強い
  • 症状が長く続いている
  • 頭皮に赤みや湿疹がある
  • ジュクジュクしている
  • 痛みや腫れがある
  • フケの状態が急に変わった
  • 抜け毛など別の変化も気になる

といった場合は、皮膚科など医療機関への相談を検討してください。

 

美容室でできるのは、髪や頭皮の状態を見ながら日常のヘアケアについてアドバイスすることです。

症状の診断や治療はできません。

「美容室に相談すること」と「医療機関に相談すること」を適切に使い分けることも大切です。

 

 

 頭皮の痒み・薬用シャンプーについてよくある質問【Q&A】

 

Q. 頭皮が痒い時は薬用シャンプーを使った方がいい?

薬用シャンプーが適している場合もありますが、痒みの原因によって必要な対応は異なります。「痒い」という理由だけで商品を決めず、頭皮の状態や製品の目的を確認しましょう。

Q. 薬用シャンプーで髪がきしむのはなぜ?

薬用だから必ずきしむわけではありません。製品の処方と髪質、ダメージ状態、洗い方、トリートメントとの組み合わせなどによって使用感は変わります。

Q. 頭皮が乾燥して痒い時はどうすればいい?

強く洗うことは避け、現在使っているシャンプーやお湯の温度、洗う頻度などを一度見直してみましょう。症状が強い・続く場合は医療機関へ相談してください。

Q. 美容室の頭皮用シャンプーなら髪はきしまない?

すべての人に「絶対きしまない」とは言えません。ただ、美容室では頭皮だけでなく、髪質やダメージ履歴まで確認しながら選べることがメリットです。

Q. フケが出たら薬用シャンプーを使えばいい?

フケにも乾燥などさまざまな要因があります。量が多い、急に増えた、赤みや強い痒みを伴う場合などは、シャンプーだけで対応しようとせず専門家への相談も検討しましょう。

Q. 頭皮が痒い時もトリートメントは使える?

髪の中間〜毛先には必要に応じて使用できます。使用する商品の説明に従い、頭皮用ではないトリートメントを頭皮にべったりつけることは避けましょう。

Q. 薬用シャンプーは毎日使っても大丈夫?

製品によって使用方法が異なります。パッケージやメーカーが案内している使用方法を確認し、使用中に刺激や違和感を感じた場合は無理に使い続けないようにしましょう。

 

 

頭皮が痒くなったら「とりあえず薬用シャンプー」の前に相談を

 

頭皮が痒くなると、「薬用シャンプーに変えた方がいいかな?」と考えるのは自然なことです。

ただ、頭皮の痒みには乾燥や皮脂、洗い方、使用しているヘアケア製品、カラー後の刺激など、さまざまな要因があります。

 

そのため、パッケージに「フケ・かゆみ」と書いてあるものを何となく選ぶより、自分の頭皮と髪の状態に合っているかを考えることが大切です。

 

特にLUCEで気になるのが、頭皮のためにシャンプーを変えた結果、

「髪がギシギシになった」
「毛先がごわごわするようになった」

というケース。

 

せっかく頭皮をケアしようとしているのに、今度は髪の扱いにくさで悩んでしまうのはもったいないですよね。豊中市曽根の美容室LUCEでは、頭皮の状態だけでなく、髪質やカラー・パーマ履歴、ダメージ、普段のお手入れまで確認しながらホームケアをご提案しています。

 

頭皮が痒くなった時は、薬局で新しいシャンプーを買う前に一度ご相談ください。

美容室で対応できる範囲なのか、医療機関へ相談した方がいい状態なのかも含めて、まずは頭皮と髪の両方を大切に考えていきましょう。

 

 

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