癖毛の原因は遺伝?年齢で変わる?その疑問、プロが全解説!

癖毛とは?まずは基本から知っておこう

 

まず初めに、「癖毛(くせげ)」とは何なのかをしっかりと理解しておきましょう。

 

癖毛とは、髪の毛がまっすぐではなく、うねり・ねじれ・縮れなどの形状を持った状態のことを指します。一見するとただの「髪質の違い」に見えるかもしれませんが、その背景にはしっかりとした理由があります。

 

では、癖毛にはどのような種類があるのでしょうか?

 

癖毛の代表的な種類

癖毛は、次のようなタイプに分類されることが多いです。

 

【波状毛(はじょうもう)】

ゆるやかなうねりがある髪。湿気で広がりやすく、最も多いタイプです。

【捻転毛(ねんてんもう)】

髪がねじれたような状態で、指で触ると少しゴワつきを感じるのが特徴。

【縮毛(しゅくもう)】

強い縮れがあり、アフロのような見た目になることもある髪質。

【連珠毛(れんじゅもう)】

数珠状に太さが不均一な髪で、非常に珍しいタイプ。

 

このように一口に「癖毛」といっても、実はさまざまなバリエーションがあるのです。

 

癖毛は日本人にも多い

実は、日本人の約7割が何らかの癖毛を持っていると言われています。特に軽いうねりや、毛先のまとまりにくさを感じている方は少なくありません。

 

そのため、「自分だけが髪に悩んでいる」と感じる必要はありません。むしろ、多くの人が似たような悩みを持っているのです。

 

直毛との違いはどこにある?

癖毛と直毛の一番の違いは、「毛穴の形」と「毛髪の内部構造」にあります。

 

癖毛は楕円形や曲がった毛穴から生えてくることが多く、その時点で髪の形状にうねりが生まれます。また、髪の中にあるタンパク質の分布が不均一であることも、癖毛を生む大きな原因です。

 

つまり、髪の外側の見た目だけでなく、内部の構造や生えてくる根本から、すでに違いがあるのです。

 

 

癖毛になる原因とは?主な4つの要素

 

癖毛に悩む方は少なくありませんが、「なぜ自分だけ?」と疑問に思ったことはありませんか?

 

実は、癖毛にはいくつかの明確な原因があります。ここでは代表的な4つの要素をご紹介します。

 

① 遺伝による影響

まず最も大きな原因は遺伝です。

親が癖毛であれば、その髪質が子どもに受け継がれる可能性が高くなります。特に両親ともに癖毛の場合は、その確率はさらに上がります。

 

ただし、親が直毛でも子どもが癖毛になることはあり得ます。これは、隔世遺伝や他の要因が影響しているためです。

 

② 毛穴の形状と生え方

次に注目したいのが毛穴の形です。

直毛の人は丸い毛穴から髪がまっすぐに生えてきますが、癖毛の人は楕円形や曲がった毛穴を持っており、その影響で髪がうねったりねじれたりします。

 

つまり、髪は根本の「生え方」からすでに癖のある形状が決まっているのです。

 

③ 髪内部のたんぱく質バランス

髪の内部構造も、癖毛の大きな要因です。

髪の毛は「コルテックス」と呼ばれるタンパク質の繊維で構成されています。この繊維の水分保持力や配列のバランスが乱れると、髪はまっすぐ伸びず、うねったり広がったりしやすくなります。

 

特に湿気の多い日などに癖が強く出るのは、この内部構造が影響しています。

 

④ ホルモンバランスや生活習慣

意外に思われるかもしれませんが、ホルモンバランスや生活習慣も髪質に関わっています。

 

・思春期や出産、更年期などホルモンが大きく変化する時期

・睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスの蓄積

 

こうした要因によって、髪の生え方や質が変化し、一時的に癖が強く出ることもあるのです。

このように、癖毛にはさまざまな要素が複雑に絡み合っています。

 

「生まれつきだから仕方ない」と思うのではなく、自分に合ったケアを見つけることが大切です。

 

 

癖毛は遺伝する?親が癖毛だと子どもも?

 

「両親が癖毛だから、私もそうなんだろうな…」

そんなふうに考えたことはありませんか?

 

実際、癖毛と遺伝には密接な関係があります。ですが、一方で必ずしも「親=子どもが癖毛」とは限らないのが現実です。ここでは、癖毛の遺伝について、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

遺伝子によって決まる「髪質の傾向」

まず結論から言うと、癖毛は遺伝によって決まることが多いです。

 

髪の太さ・色・硬さ・癖の出方などは、遺伝子によってある程度決まっています。そのため、親の髪質が強いくせ毛であれば、子どもにも同じ特徴が現れる確率が高くなります。

 

ただし、これはあくまで“確率の話”です。両親ともに癖毛でも、子どもが直毛になるケースもありますし、逆に直毛の親から癖毛の子どもが生まれることもあります。

 

優性遺伝と劣性遺伝の関係

癖毛は、優性遺伝にあたる性質とされています。

つまり、直毛よりも癖毛の遺伝情報の方が「出やすい」ということです。

 

仮に一方の親が癖毛、もう一方が直毛だった場合、癖毛の遺伝子が表に出る可能性が高いです。ただし、その出方(強いうねりか、軽いクセかなど)は人によって差があります。

 

家族全員が違う髪質になることも

実際のところ、家族内でも髪質がバラバラになるのはよくある話です。兄弟姉妹でも、片方は直毛、もう片方はくせ毛というケースも珍しくありません。

 

これは遺伝子の組み合わせだけでなく、成長段階やホルモン、環境の影響も関係しているためです。

 

遺伝だけがすべてではない

ここで大切なのは、「遺伝が全てではない」という点です。

前章でもお伝えしたように、生活習慣やホルモンバランスの変化によって髪質が変わることもあるため、たとえ両親が直毛でも、後天的に癖毛になるケースもあります。

 

また、思春期やストレス、薬の影響なども、髪に大きな影響を与える要素です。

癖毛は確かに遺伝の影響を強く受けますが、それだけで全てが決まるわけではありません。

 

今後の髪質変化にも柔軟に対応しながら、自分に合ったケアを心がけましょう。

 

 

「髪質は変わる」は都市伝説?本当のところを解説

 

「昔はサラサラの直毛だったのに、最近クセが出てきた」

「出産後から急に髪がうねるようになった」

そんな声を耳にしたことはありませんか?

 

髪質が変わるのは本当にある話なのか、それともただの思い込みなのか。ここでは「髪質の変化」について、現実的な視点から解説していきます。

 

髪質は“変わる”ことがあります

まず結論から言うと、髪質は変わる可能性があります。

もちろん、根本的な髪質(たとえば強い縮毛が直毛になるようなケース)が劇的に変わることは稀です。ですが、うねりの強さ・まとまり・手触りなどは、年齢や環境によって変化することがあります。

 

これは“都市伝説”ではなく、医学的にも認められている現象です。

 

変化の原因①|ホルモンバランスの変化

とくに影響が大きいのがホルモンバランスの変化です。

 

・思春期

・妊娠・出産

・更年期

 

こうした時期は、体だけでなく髪にも大きな影響を与えます。ホルモンが変動すると、毛穴の働きや皮脂分泌量に変化が起き、それが髪のうねりやパサつきの原因になることがあります。

 

変化の原因②|加齢による毛穴の形の変化

年齢を重ねると、頭皮や毛穴の形そのものが変わっていくことがあります。特に皮膚のたるみや乾燥によって、毛穴が歪み、そこから生える髪の形状が変わるのです。

 

この変化によって、以前は直毛だった人が加齢とともにうねりや広がりを感じやすくなることもあります。

 

変化の原因③|ストレスや生活習慣の影響

ストレス・食生活の乱れ・睡眠不足なども髪質に影響します。

とくに慢性的なストレスは、頭皮の血流を悪化させ、毛根の働きを低下させる原因に。これにより、細くハリのない髪が生えたり、うねりが強くなる場合もあります。

 

つまり、髪質の変化は外的要因と無縁ではありません。

“昔と同じ”でないのは自然なこと

 

髪質が変わると、「昔はもっと扱いやすかったのに…」と悩む方も多いでしょう。しかし、それは体が変化している証拠でもあります。

 

重要なのは、今の髪質に合わせたケアを取り入れることです。年齢や環境に応じたケアを行うことで、髪の悩みはぐっと軽減されます。

 

 

年代別|癖毛の出方と変化傾向をチェック

 

「10代のころは直毛だったのに、30代からうねりが強くなった気がする」

「年齢とともに、髪が扱いづらくなってきた」

そんな経験はありませんか?

 

実は、癖毛の出方や変化の傾向には“年代ごとの特徴”があるのです。ここでは、10代〜50代のそれぞれの世代に見られる変化を、分かりやすくご紹介します。

 

10代|思春期とホルモンの影響で変わりやすい時期

まず10代は、髪質が大きく変化しやすい時期です。

特に思春期はホルモンの分泌量が急激に増えるため、小学生までは直毛だった人が急に癖毛になることもあります。逆に、癖が少し落ち着いてくる子もいます。

 

また、この年代では髪が太くなり始めるため、広がりやすさやパサつきを感じることも多くなります。

 

20代|生活習慣やストレスが影響しやすい

20代になると、生活習慣の乱れやストレス、カラーやパーマなど外的ダメージが髪質に影響を与えやすくなります。

 

・一人暮らしによる食生活の偏り

・夜更かしや睡眠不足

・スタイリング剤の過剰使用

 

これらが積み重なると、癖が強くなったり、うねりが出やすくなったりする傾向にあります。

 

30代|出産・ホルモン変化による髪質の変化が顕著に

30代では、特に出産やホルモンバランスの変化による影響が大きく現れる時期です。

出産後に「癖毛がひどくなった」「髪がまとまりにくくなった」と感じる方は非常に多いです。これは一時的な変化であることも多いのですが、髪の質感が根本的に変わってしまうケースもあります。

 

40代|加齢による毛穴の変形と乾燥が癖を強調

40代に入ると、加齢による毛穴のゆがみ・皮脂量の減少・水分保持力の低下が癖毛の出方に影響を与えます。

 

この年代では、「昔よりうねりが強くなった」「トップがぺたんこ、毛先が広がる」といった悩みが増えてくる傾向にあります。特に髪のツヤやハリの低下も同時に起こりやすいため、老け見えにもつながることがあります。

 

50代〜|クセより“まとまりにくさ”が主な悩みに

50代以降になると、癖そのものというよりも、髪が細くなり、まとまりづらくなる悩みが強くなってきます。

 

また、更年期によるホルモンバランスの変化が、頭皮や髪の水分量にも影響を与え、パサつきや乾燥によるうねりが目立つようになります。

 

その結果、今まで気にならなかった「クセ」が強調されるように感じる方が増えます。

このように、癖毛の出方や髪の扱いやすさは年代ごとに変化していくのが自然です。

 

だからこそ、自分の年齢に合ったケアやスタイル選びが重要になってきます。

 

 

ストレスや食生活も関係あり?癖毛と日常習慣の関係性

 

「最近、髪のうねりがひどくなった気がする」

「昔はここまで広がらなかったのに…」

 

そんな違和感を感じたとき、まず疑うべきは“日常習慣”かもしれません。

 

癖毛には体質や遺伝といった先天的な要素もありますが、実は日々の生活習慣が後天的な影響を及ぼすケースも多いのです。ここでは、ストレスや食事・睡眠といった生活リズムと癖毛の関係について見ていきましょう。

 

ストレスが頭皮環境を悪化させる

まず注目したいのは、ストレスが髪に与える悪影響です。

強いストレスを受けると、血流が悪くなり、頭皮への栄養供給が滞ることがあります。その結果、髪の毛が十分に育たなかったり、細く・柔らかく・うねりやすくなる傾向があります。

 

また、ストレスは皮脂分泌やホルモンバランスにも影響するため、頭皮がベタつく・乾燥するといったトラブルも起きやすくなります。

 

食生活の乱れも髪質に直結する

次に重要なのが食事の内容です。

髪の主成分であるケラチンは、たんぱく質・ビタミン・ミネラルから作られます。ファストフードや糖質中心の食生活が続くと、髪に必要な栄養が不足し、ハリやコシのない髪=うねりやすい髪が育ちやすくなります。

 

特に不足しやすい栄養素は以下の通りです。

・たんぱく質(髪の主成分)

・ビタミンB群(頭皮の代謝サポート)

・亜鉛(髪の合成に関与)

 

偏った食生活が癖毛を助長する原因になることも、ぜひ覚えておきましょう。

 

睡眠不足は髪の成長サイクルを乱す

さらに、睡眠も髪質と大きく関わっています。

成長ホルモンが多く分泌されるのは、主に睡眠中です。夜更かしや睡眠不足が続くと、髪の成長に必要なホルモンの分泌が減り、細く弱い髪が生えやすくなります。

 

結果として、髪の密度が下がったり、うねりが目立ちやすくなるのです。

 

環境要因にも注意が必要

また、湿度の高い地域や紫外線を多く浴びる環境も、髪の水分バランスやキューティクルの状態に影響します。

 

外部環境に加えて、ドライヤーの使い方・洗いすぎ・スタイリング剤の負担など、日常の“ちょっとした習慣”が髪に蓄積的ダメージを与えることもあります。

 

癖毛の原因は遺伝だけではなく、ストレス・食事・睡眠・環境などの積み重ねが大きく関わってきます。

 

「なんとなく髪の扱いづらさが増してきた」と感じたら、まずは生活を見直すところから始めてみましょう。

 

 

癖毛が扱いやすくなる方法|毎日のケアで変わる?

 

「癖毛だから仕方ない」

そうあきらめてしまう前に、毎日のヘアケアを少しだけ見直してみることをおすすめします。

 

実は、日々の正しいケアの積み重ねによって、癖毛は見た目にも手触りにも変化をもたらすことが可能です。ここでは、扱いやすい髪を目指すためのポイントを紹介します。

 

まずは「洗い方」と「選ぶアイテム」に注目

はじめに見直したいのは、シャンプーやトリートメントの選び方です。

癖毛の方には、以下のような特徴を持つ製品がおすすめです。

 

・保湿力の高いシャンプー

・アミノ酸系など、刺激の少ない洗浄成分

・内部補修力の高いトリートメント

 

また、ゴシゴシ洗うのではなく、指の腹で優しくマッサージするように洗うことも、頭皮環境を整える上で大切なポイントです。

 

タオルドライとドライヤーは丁寧に

次に重要なのが、髪を乾かすプロセスです。

 

1.タオルドライではこすらず、軽く押さえるように水気を取る

2.ドライヤーは根元から風を当て、最後に冷風でキューティクルを引き締める

3.髪が完全に乾くまで、湿ったまま放置しない

 

このような習慣を心がけるだけでも、うねり・広がりを軽減し、朝のスタイリングがグッと楽になります。

 

洗い流さないトリートメントでコーティングを

乾燥や湿気による広がりを防ぐために、**アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)**の活用も効果的です。

 

オイルタイプやミルクタイプなど、髪質に合わせて選ぶことで、髪表面をコーティングし、湿気をブロックしてくれます。

 

毎日継続することで、手触りが柔らかくなり、まとまりのある質感へと変化していきます。

 

寝る前のケアで翌朝の広がりを防ぐ

寝ている間の摩擦も、癖毛の広がりやうねりに影響を与えます。

 

・ナイトキャップやシルク枕カバーを使う

・髪を軽くまとめて寝る

・寝る前に軽くヘアオイルをつけておく

 

このような**“夜のひと手間”が、翌朝のスタイリングを格段に楽に**してくれます。

 

癖毛は、すぐにまっすぐにはなりませんが、正しいケアを続ければ、確実に扱いやすくすることが可能です。

 

髪質に合ったアイテム選びと習慣の見直しを、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

サロンでできる癖毛対策メニューとは?

 

「毎日のケアでは限界がある…」

「朝のスタイリングに時間がかかって仕方ない」

 

そんな方には、プロの技術を頼る選択肢もおすすめです。

 

美容室では、癖毛に悩む方のための専門的なメニューが多数用意されています。ここでは、特に人気のある代表的な施術を紹介していきます。

 

酸性ストレート|髪質を活かしながら自然に整える

まず注目したいのが酸性ストレートです。

 

従来の縮毛矯正とは異なり、髪のpHバランスに近い弱酸性の薬剤を使って髪を整えるのが特徴。髪の体力を残しつつ、自然なストレート感が出せるため、

 

・髪が細い方

・ダメージ毛の方

・まっすぐすぎる仕上がりは避けたい方

 

に特に人気の施術です。

 

縮毛矯正|しっかり伸ばしたい人に向いている

一方で、強いくせ毛や縮毛で悩んでいる方には、縮毛矯正が最適です。

 

薬剤の力とアイロンの熱を使って髪をまっすぐに整えるため、一度かければ長期間ストレート状態が持続します。

 

ただし、髪への負担は大きくなりがちなので、ダメージが気になる方は美容師とよく相談しながら施術を進めることが大切です。

 

髪質改善トリートメント|うねりを抑え、扱いやすさアップ

「まっすぐにしたいわけではないけど、まとまりは欲しい」

そんな方にぴったりなのが、髪質改善トリートメントです。

 

内部補修型の高濃度トリートメントで髪に栄養を入れ込み、うねり・広がりを抑えながら柔らかくツヤのある髪に仕上げます。

 

継続的に施術することで、日常の扱いやすさが格段にアップします。

 

トリートメントストレート|軽いクセならこれでOK

軽度のうねりやボリュームが気になる程度であれば、**トリートメントストレート(コスメストレート)**もおすすめです。

 

縮毛矯正ほどの強さはありませんが、柔らかい仕上がりと自然なまとまりが得られます。初めてストレート施術に挑戦する方にも安心なメニューです。

 

自分に合った施術を美容師と一緒に選ぶ

どの施術も一長一短があります。だからこそ、自分の髪質やダメージレベル、なりたい仕上がりに応じて選ぶことが大切です。

 

美容室では、プロの目線で髪の状態を見極めたうえで、最適な施術プランを提案してくれます。初めての方でも安心して相談できますので、気軽に相談してみましょう。

 

「自宅ケアだけでは物足りない」と感じたら、ぜひ一度プロの力を頼ってみてください。

 

正しく施術を受けることで、日々のストレスがぐっと軽減されるはずです。

 

 

癖毛とうまく付き合う!おすすめスタイル&カット法

 

癖毛は「直さなきゃいけないもの」と思われがちですが、実はスタイル次第で武器にも変えられるのが大きな魅力です。

 

無理にストレートにせず、自分の髪質を活かすスタイル選びやカット法で、日々のお手入れをラクにしながらおしゃれを楽しむこともできます。

 

ここでは、癖毛と相性の良いスタイル・カットのコツをご紹介します。

 

癖毛×レイヤーカット|動きを活かして軽やかに

まずおすすめなのが、レイヤーカットです。

 

レイヤーを入れることで髪に自然な動きが生まれ、癖毛のうねりやボリューム感を“味”として活かすことができます。

 

特に波状毛の方は、スタイリング剤なしでもこなれ感が出るため、ナチュラル志向の方にぴったりです。

 

癖毛×ショート・ボブスタイル|まとまりやすく清潔感も◎

広がりやすい髪質には、コンパクトに収まるショートやボブも好相性です。

 

・首元ですっきり見せたいならショートボブ

・顔周りのクセをカバーしたいなら前下がりボブ

・重めシルエットで膨らみを抑えるならワンレンボブ

 

このように、癖の出方に合わせてシルエットを調整することで、毎日のスタイリングが格段にラクになります。

 

癖毛×パーマ風スタイル|クセを“パーマ”に見せておしゃれに

一歩進んだ考え方として、癖毛をあえて“パーマ風”に見せるアプローチもおすすめです。

髪のうねりや動きをあらかじめ計算に入れたカットを行うことで、スタイリング剤ひとつでサロン仕上げのような質感を再現できます。

 

さらに、「ゆるめのデジタルパーマ」を部分的に取り入れることで、クセと馴染ませながら理想のシルエットに近づけることも可能です。

 

顔型や骨格とのバランスも大切

スタイルを決める際には、顔型や骨格とのバランスも考慮することが大切です。

 

たとえば…

・丸顔なら前髪を軽くして縦長の印象を演出

・面長ならサイドにボリュームを持たせて柔らかさをプラス

・エラ張りさんは襟足をすっきり見せてフェイスラインをカバー

 

このように、髪質と顔型の両方にフィットしたスタイル提案を受けることで、印象は大きく変わります。

 

癖毛は“悩み”ではなく“個性”

大切なのは、癖毛をネガティブに捉えず、自分の魅力の一部として活かす意識を持つこと。

 

扱いやすくカットされた癖毛は、スタイリングの幅も広く、他にはないナチュラルな雰囲気を演出できます。

 

一人ひとりの髪質に合わせた提案ができる美容師と相談しながら、あなただけの“似合う”を見つけていきましょう。

 

 

よくあるQ&A|癖毛の疑問を一気に解決!

 

癖毛について調べていると、さまざまな疑問が浮かんでくるものです。

 

ここでは、サロンに実際によく寄せられる質問の中から代表的な悩みや誤解をQ&A形式でまとめて解説していきます。

 

Q1.湿気が多い日はなぜ癖毛が強く出るの?

A.髪内部の水分バランスが乱れるためです。

癖毛はもともと水分を吸収しやすく、湿気の多い日には内部のバランスが崩れやすくなります。その結果、髪が広がったり、うねりが強調されたりします。

 

仕上げにオイルやバームなどで水分の出入りを防ぐコーティングをしてあげると効果的です。

 

Q2.毎日ストレートアイロンを使っても大丈夫?

A.頻度や使い方に注意が必要です。

高温で毎日使用していると、髪の内部が乾燥しやすくなり、かえってうねりやすくなることも。

 

できれば140〜160℃程度の低温設定で、しっかり乾いた髪に使用し、熱保護スプレーを併用するのがおすすめです。

 

Q3.癖毛は将来的に直ることはありますか?

A.完全に直毛になることは稀ですが、変化する可能性はあります。

年齢・ホルモンバランス・生活環境の変化などにより、髪の生え方や毛穴の形が変化すれば、癖の出方も変わる可能性があります。

 

また、ケアや施術によって扱いやすく“見せる”ことも十分に可能です。

 

Q4.子どもの癖毛もケアしてあげたほうがいい?

A.負担のない範囲で優しくケアしてあげましょう。

成長とともに髪質が変わることも多いため、無理な施術や矯正は避けつつ、保湿力のある子ども向けシャンプーや、優しいドライヤーでの乾かし方を心がけると安心です。

 

Q5.美容室では癖毛についてどこまで相談できる?

A.どんな小さなことでも相談して大丈夫です。

癖の種類、出方、ダメージの程度によって、提案できるケアやスタイルは変わります。自分では判断しづらいポイントもあるので、まずは「悩み」を正直に伝えることが、扱いやすさへの第一歩です。

 

癖毛には個性があります。そして、その個性に向き合う方法は一つではありません。

 

自宅ケアからサロン施術、カットスタイルの選び方まで、さまざまなアプローチを試しながら、自分らしいスタイルを見つけていきましょう。

 

 

 

 

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