【髪が広がる人の共通点】美容師が教える本気の改善方法
なぜ髪は広がるのか?
髪が広がる原因は一つではありません。
クセ、ダメージ、乾燥、ホームケアの方法、生活習慣…さまざまな要素が積み重なることで、髪は「まとまらない」「パサパサに見える」という状態になります。
【特に多い原因】
- 湿気で広がる
- 乾燥して広がる
- ダメージで広がる
- カットの仕方が合っておらず広がるという4つのパターン。
これらに共通しているのは、“髪内部の水分・油分のバランスが乱れていること”。
その状態を美容師の目線でわかりやすく解説していきます。
髪が広がる人に共通する特徴とは?
【 くせ毛・うねりがある髪質】
くせ毛の人に共通しているのは、
髪内部の水分が均一ではないこと。
- 湿気を吸うと膨張する
- 表面がチリつく
- 髪1本1本が広がるといった現象が起こります。
くせ毛は“乾燥しやすい構造”でもあるため、広がりと相性が悪い髪質です。
【髪内部の水分量が不足している(乾燥毛)】
乾燥は広がりの最大の原因。
- 冬の乾燥
- 夏の紫外線
- ドライヤーの熱ダメージ
- エアコンの影響など、季節問わず乾燥は進行します。
乾燥した髪はキューティクルが開き、
水分が抜けやすく、外の湿気を吸いやすい状態 になり、広がりやすくなります。
【カラーやパーマによるダメージの蓄積】
特にブリーチ・ハイトーンはダメージの影響が大きく、髪内部の水分保持が難しくなります。
- キューティクルが弱くなる
- 栄養が抜けやすくなる
- タンパク質が流出する
結果として、「乾燥・パサつき→広がり」に直結します。
【ホームケアが間違っている】
広がる人にとても多いのが、“毎日のケアの小さなズレ”。
〈よくあるNG行動〉
- 洗浄力の強いシャンプーを使っている
- タオルでゴシゴシ拭く
- 髪を濡れたまま放置して寝てしまう
- 高温アイロンを毎日使う
- ミルク・オイルをつけないなど、日々の積み重ねで広がりやすい髪になります。
【髪が太い・多い・硬いタイプ】
髪がしっかりしている人ほど、
- 毛量が多い
- 太くてハリがある
- 乾燥した時にさらに膨張するという特徴があります。
カットの量感調整が合っていないと、さらに広がりやすくなります。
髪が広がりやすくなる生活習慣の共通点
【ドライヤーを途中で終わらせる】
「めんどくさいから途中で乾かすのやめる」
これが広がりの大きな原因!8割乾きは内部が湿っているため、
- クセが出やすい
- 根元がつぶれる
- 寝癖がつきやすい
- 完全乾燥+冷風のひと吹きが大切です。
【タオルの摩擦ダメージ】
ゴシゴシ拭くのは絶対NGです。摩擦によってキューティクルがはがれ、
- パサつき
- 表面の乱れ
- 広がりにつながります。
【髪を結ぶ⇔外すを繰り返す】
日中、何度も結び直していると、
- 摩擦
- 引っ張り
- 折れグセがつき、結果的に広がりやすい髪に。
【紫外線対策をしていない】
紫外線は“髪の天敵”です。
- ダメージ加速
- 褪色
- 乾燥
特に夏は髪が一気に広がりやすくなる時期。
美容師が教える「広がる髪」対策の優先順位
【水分補給(保湿ケア)を最優先】
- ミルク
- オイル
- シアバター
- サロントリートメント
髪内部の水分バランスが整うだけで「広がり」は一気に落ち着きます。
【 シャンプーを見直す】
広がり悩みの人にとって、シャンプー選びは超重要。
おすすめは…
- アミノ酸系
- 酸性シャンプー
- 保湿力高めタイプ
反対に、高級アルコール系のシャンプーは乾燥を悪化させます。
【正しい乾かし方を身につける】
髪は“乾かし方”で仕上がりが変わります。
〈ポイント〉
- まず根元から乾かす
- 中間→毛先の順に
- 冷風でキューティクルを締める
- ブラシで軽くテンションをかける
ただこれだけで広がりが約半分抑えられます。
【カットで広がりを抑える】
広がるからといって梳きすぎるのはNG。
髪の表面が軽くなりすぎると「余計に広がる」「パサつく」という結果になります。
髪質に合った量感調整・段の入れ方が重要。
【サロンケア(髪質改善・酸性ストレート)】
根本から改善したい方は
- 髪質改善
- 酸性ストレート
- トリートメント縮毛矯正
この辺りのメニューが非常に相性良いです。
クセ・広がり・乾燥を同時に整えることができ、朝のセットが圧倒的に楽になります。
髪が広がりやすい人におすすめのスタイリング方法
■広がりを抑えるアイテム選び
- ミルク → 水分補給
- オイル → 表面をコーティング
- バーム → まとまりキープ
特に朝はミルク+オイルの“二段階ケア”がおすすめ。
■ブローでクセを整える
- 根元方向を決める
- 毛流れを整えるだけで広がりが半減
- アイロンは140〜160℃で十分
■NGなスタイリング
- ワックスだけで仕上げる
- アイロンの高温(180℃以上)
- 毛先だけ外ハネするクセ
これらはパサつきを強調しやすいです。
季節別|髪が広がる原因と対策
【梅雨・夏の湿気対策】
湿気で広がる人は
- 表面のうねり
- チリつき
- ボリュームUPなどが深刻。
【対策】
- アイロン前の“熱保護ミルク”
- 湿気ブロックスプレー
- 酸性ストレートで根本対策
【秋冬の乾燥対策】
乾燥は、広がり+静電気の原因に。
【対策】
- ミルク多め
- 夜のオイルケア
- トリートメントは保湿重視
- 加湿器を使う
よくある質問(Q&A)
Q1. トリートメントの種類が合ってないと広がりますか?
→はい。合っていないと逆にパサパサ感が出て広がりやすくなります。
Q2. ブリーチ毛の広がりはどうすればいい?
→ホームケアよりも「サロンケア」が優先。
内部補修+カットで整えるのがおすすめ。
Q3. クセ毛なのかダメージなのか判断できない…
→美容師は“触っただけ”である程度判断できます。
プロに一度相談してください。
Q4. カットだけで広がりは直せる?
→軽減はできますが、限界があります。
クセ・乾燥・ダメージの改善とセットで考えるのがベスト。
広がる髪は“原因”を知れば改善できる
髪の広がりには必ず原因があります。
共通点を知ることで、自分に必要なケアが明確になり、
毎日の扱いやすさが格段に変わります。
- 髪質
- 乾燥
- ダメージ
- 生活習慣
これらを整えることで、広がりは確実に改善できます。
「広がりが気になる」「まとまらない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの髪質に合わせて、最適なケア・施術をご提案します。
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