髪を伸ばし中でも綺麗をキープ|美容師が教える正しい伸ばし方とケア方法

綺麗に伸ばす美容師的テク

 

「髪を伸ばしている途中だけど、正直いまが一番しんどい」

そんな声を、美容師として何度も聞いてきました。

 

毛先はまとまらない。

スタイルは決まらない。

 

切りたい衝動と、伸ばしたい気持ちがせめぎ合う。よくわかります。

 

しかし実は、伸ばし中こそケアと考え方で仕上がりに大きな差が出る時期です。

今回は美容師目線で「ただ伸ばす」ではなく、「綺麗に伸ばす」ための考え方と、サロンケア・ホームケアのポイントを詳しく解説していきます。

 

 

 

 

伸ばし中に髪が汚く見える原因とは

 

伸ばしている途中に「なんだか汚く見える」と感じる理由は、決して気のせいではありません。

 

主な原因は以下の通りです。

・毛先が不揃いでラインが崩れている

・量のバランスが悪く、広がりやすい

・長さとスタイルが中途半端

・ダメージが蓄積しやすいタイミング

 

特にショートからミディアム、ミディアムからロングへ移行する時期は、フォルムが一度崩れるゾーンに入ります。

 

この時期を「我慢期間」と捉えるか、「整えながら育てる期間」と捉えるかで、最終的な美しさが大きく変わります。

 

 

 

 

美容師が考える「綺麗に伸ばす」基本ルール

 

綺麗に伸ばすために、まず知っておいてほしい大前提があります。

 

それは、

切らずに伸ばす=正解ではない

ということです。

 

「とにかく切らなければ早く伸びる」と思われがちですが、実際には毛先のダメージが進行すると、結果的に余計にカットが必要になるケースが多いです。

 

美容師的におすすめなのは、

・長さを大きく変えない

・必要な部分だけを整える

この考え方。

 

「減らすカット」よりも「整えるカット」が重要になります。

 

 

 

 

伸ばし中でも必要なカットの考え方

 

定期的なカットは必要と考えます。

ただし目的は「短くする」ことではありません。

 

・毛先のバラつきを整える

・シルエットを崩さない

・扱いやすさを保つ

この3点を意識したメンテナンスカットが鍵になります。

 

目安としては、

・1〜1.5cm以内

・毛先中心の調整

これだけでも、見た目の綺麗さは大きく変わります。

 

また、量が多いからといって無計画にすきすぎると、逆に広がりやすくなるため注意が必要です。

 

 

 

 

伸ばし中におすすめのヘアスタイル

 

伸ばしているからといって、デザインを諦める必要はありません。

 

それに合ったスタイル選びが重要です。

・段を入れすぎない

・重心を下げすぎない

・結べる長さを活かす

これらを意識することで、途中経過でもストレスが減ります。

 

顔型や骨格に合わせて前髪や顔まわりを調整するだけでも、印象は大きく変わります。

 

 

 

 

伸ばし中の髪を綺麗に見せるカラー

 

伸ばし中は、実はカラーの影響が非常に大きい時期です。

 

理由は、

・根元と毛先の差が出やすい

・ダメージが見た目に出やすい

 

おすすめなのは、

・ナチュラルなツヤ感カラー

・明度差をつけすぎない配色

 

無理に明るくしすぎず、ツヤが出やすい色味を選ぶことで、伸ばし途中でも清潔感のある印象を保てます。

 

 

 

 

伸ばし中に差がつくサロンケア

 

伸ばし中の髪は、ダメージが蓄積しやすい状態です。

 

そのため、サロンでの集中ケアは非常に効果的です。

・内部補修型トリートメント

・水分と油分のバランス調整

・手触りと見た目の改善

 

これらを定期的に行うことで、毛先が切れにくくなり、結果的に綺麗に伸びます。

 

目安は1〜1.5ヶ月に1回

カラーやカットと同時に行うのがおすすめです。

 

 

 

 

伸ばし中の人が必ずやるべきホームケア

 

サロンケア以上に大切なのが、毎日のホームケアです。

 

特に重要なのは以下の3点。

【シャンプー・トリートメント】

洗浄力が強すぎるものは避け、補修力重視のものを選びましょう。

 

【アウトバストリートメント】

ドライ前は必須です。

毛先中心に、つけすぎないことがポイント。

 

【ドライ方法】

濡れたまま放置はNG。

根元から乾かし、最後に毛先を整えます。

 

毎日の積み重ねが、半年後・1年後の髪を決めます。

 

 

 

 

伸ばし中にやりがちなNG習慣

 

知らず知らずのうちに、髪を傷めている習慣も多くあります。

 

・濡れたまま寝る

・強くとかす

・毎日の高温アイロン

・自己判断のセルフカット

 

特に濡れた状態の髪は非常にデリケートです。

扱い方一つで、毛先の寿命が変わります。

 

 

 

 

季節別|伸ばし中の髪を守るケア対策

 

季節によって、髪のダメージ要因は変わります。

・梅雨|湿気と広がり対策

・夏|紫外線と乾燥

・秋冬|摩擦と水分不足

 

季節に合わせてケア方法を少し変えるだけでも、ダメージは抑えられます。

 

 

 

 

伸ばし中でも綺麗を保つための来店ペース

 

伸ばし中こそ、美容師との相談が重要です。

おすすめの来店ペースは、1.5〜2ヶ月に1回

 

その都度、

・今の状態

・目標の長さ

・次の調整ポイント

を共有することで、無理なく綺麗に伸ばせます。

 

 

 

 

よくある質問Q&A|伸ばし中のリアルな疑問

 

Q. 切った方が早く伸びますか?

A. 伸びる速さは変わりませんが、結果的に綺麗に伸びます。

 

Q. パーマやストレートはしていい?

A. 髪の状態次第。必ず美容師に相談を。

 

Q. どれくらいでロングになりますか?

A. 平均で1ヶ月約1cm。計画的に伸ばしましょう。

 

【伸ばし中でも妥協しない髪づくりを】

伸ばし中は、ただ我慢する期間ではありません。

・整えながら

・守りながら

・育てる

 

この意識を持つことで、最終的な髪の美しさは大きく変わります。

 

「伸ばしてよかった」

そう思える髪を、一緒に育てていきましょう。

 

 

 

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