髪の遺伝に関するお話。

髪の悩みは“遺伝”が原因かもしれません

髪の毛に関する悩みは人それぞれですが、「自分の髪質は親に似ている」「薄毛が心配なのは家系のせいかも」といった声は、少なくありません。実際に、髪の性質はある程度遺伝の影響を受けることがわかっています。とはいえ

 

すべてが遺伝で決まるわけではありません。

なぜなら、髪の毛の状態は遺伝だけでなく、生活習慣やホルモンバランス、さらには日々のケア方法によっても大きく左右されるからです。

 

たとえば、「両親ともに髪が細いけれど、自分は意外としっかりしている」と感じる方もいますし、反対に「家族にはくせ毛がいないのに、自分だけ強いくせがある」といったケースも存在します。

 

このように、髪に関する悩みを解決するには、まず“遺伝と環境”の両方に目を向けることが大切です。そこで本記事では、髪の毛にどこまで遺伝が関係しているのか、そしてその悩みをどのように向き合えばよいのかを、分かりやすくご紹介していきます。

 

髪質改善や頭皮ケアなど、遺伝による悩みを少しでも軽減するためのメニューをご用意しています。ぜひ最後までお読みいただき、ご自身の髪と向き合うヒントを見つけてみてください。

 

髪の毛はどこまで遺伝するの?基本的な遺伝の仕組み

まずは、髪の性質に関わる「遺伝」とは何かを理解しておく必要があります。そもそも遺伝とは、親から子へと受け継がれる“設計図”のようなもの。人間の身体は遺伝子によって形作られており、髪質や毛量、生え方などもこの遺伝子に強く影響されます。

 

とはいえ、すべての特徴がそのまま両親からコピーされるわけではありません。なぜなら、遺伝には「優性遺伝」「劣性遺伝」という仕組みがあり、どちらの遺伝子が表に出るかによって見た目や性質が異なるからです。

 

たとえば、直毛とくせ毛ではくせ毛の方が優性遺伝です。そのため、どちらかの親が強いくせ毛であれば、子どもにくせ毛が表れやすくなる傾向があります。逆に両親が直毛であっても、隔世遺伝によって祖父母のくせ毛が現れることもあるため、

一概に「親がこうだから自分も同じ」とは言い切れません。

 

では、髪の毛において遺伝する可能性が高い特徴には何があるのでしょうか。以下のような項目は、比較的遺伝の影響を受けやすいとされています。

 

毛の太さ(細い・太い)

髪質(直毛・波状毛・縮毛など)

毛量(多い・少ない)

生え際やつむじの位置・方向

頭皮の皮脂分泌量。

 

こうした特徴が複数組み合わさることで、個人の髪の個性が形成されていきます。したがって、両親の髪質を見比べることで

ある程度は自身の髪の傾向を予測することも可能です。

 

ただし注意すべきなのは、こうした特徴が“傾向”であるということです。実際には、後天的な要因によって髪質や毛量が変化することもあるためです。

遺伝だけにとらわれすぎないことも大切です。

 

 

薄毛は母方の家系から遺伝するって本当?

薄毛についての話題になると、「母方の祖父がハゲていたら、自分も将来そうなる」といった話を耳にすることがあります。

これは一部の男性の間では“都市伝説”のように語られていますが、実際のところはどうなのでしょうか。結論から言えば

ある程度は科学的な根拠があります。

 

というのも、男性型脱毛症(AGA)に関係する遺伝子の一部は「X染色体」に存在しています。そしてこのX染色体は、男性の場合、母親からのみ受け継ぐため、母方の家系に薄毛の傾向が強いと、その影響を受けやすいというわけです。

 

ただし、ここで重要なのは、薄毛に関与する遺伝子はX染色体だけではないという点です。最近の研究では、AGAの発症には複数の遺伝子が関与していると考えられており、父親からの影響や、その他の染色体上の遺伝子も無視できません。

 

つまり、母方だけでなく、両親双方の遺伝情報が薄毛リスクに関係しているというのが、現時点での科学的な見解です。さらに言えば、同じ遺伝子を持っていても、実際に薄毛になるかどうかは生活習慣やストレス、ホルモンバランスなどの後天的要素にも左右されます。

 

したがって、もしも家族に薄毛の傾向があったとしても、それだけで将来の髪の運命が決まるわけではありません。たとえば、食事内容を見直すことや、頭皮マッサージを習慣にすることで、ある程度進行を遅らせたり、改善を目指すことも可能です。

 

頭皮環境を整えるためのケアメニューや、毛髪診断などもご用意しています。薄毛の不安がある方こそ、早めの対策が鍵となります。

気になる方はお気軽にスタッフまでご相談ください。

 

 

くせ毛はどっちの親から遺伝するの?

髪の悩みの中でも、くせ毛は特に気になるという方が多いのではないでしょうか。朝のスタイリングがうまく決まらなかったり、湿気で広がったりと、日常生活でも影響を受けやすいものです。では、このくせ毛は遺伝によってどのように受け継がれるのでしょうか。

 

結論から言うと、くせ毛はどちらの親からでも遺伝する可能性があります。そして、先に知っておきたいのは、「くせ毛は直毛よりも優性遺伝である」という点です。

つまり、くせ毛の遺伝子を持つ親がいれば、子どもにもその特徴が現れやすくなる傾向があります。

 

たとえば、父親が直毛で母親が強いくせ毛だった場合、子どもがくせ毛になる確率は比較的高くなります。また、片親が軽いくせ毛でも、もう片方の親も同様のくせ毛を持っていれば、より強く出ることもあります。

 

さらに注意したいのは、くせ毛の現れ方は人によってさまざまだということです。毛先だけがうねる「波状毛」や、根元からチリチリと縮れる「縮毛」など、くせ毛の種類によって原因や対処法も異なります。遺伝だけでなく、成長過程でのホルモンバランスや生活習慣、髪のダメージなどによっても変化するため、

「生まれたときは直毛だったのに、思春期からくせ毛になった」

というケースも珍しくありません。

 

また、くせ毛が強く出るタイミングには個人差があります。小学生の頃には真っ直ぐだった髪が、中学生や高校生になってから急にうねり始めることもあり、そのために「遺伝とは思わなかった」と驚く方も多いようです。

 

このように、くせ毛の遺伝は単純な話ではなく、

**両親それぞれの遺伝情報や、環境によって変化する“複合的な現象”**です。

そのため、「片方の親が直毛だから自分も大丈夫」とは限りません。

 

くせ毛のタイプや悩みに合わせた髪質改善メニューを多数ご用意しています。酸性ストレートや内部補修トリートメントなど、髪にやさしく扱いやすいスタイルを目指すお手伝いも可能です。お悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

 

女性の髪にも遺伝はある?FAGAと髪質変化

髪の悩みは、男性だけに限った話ではありません。むしろ近年では、女性からの「髪が細くなった」「ボリュームが出ない」「昔と髪質が変わった」といった相談が増えてきています。では、こうした変化にも“遺伝”が関係しているのでしょうか。結論から言えば

 

女性にも髪に関する遺伝の影響は十分にあります。

特に注目されているのが、「FAGA(女性型脱毛症)」と呼ばれる症状です。これは男性のAGAに似たメカニズムで、女性特有のホルモンバランスの乱れによって、髪が細くなったり、抜け毛が増えたりする状態を指します。

 

そしてFAGAには、家系的な要因が関係するケースも見られます。たとえば、母親や祖母に薄毛の傾向があると、自分も年齢とともに髪が弱くなるリスクを抱えている可能性があります。特に30代後半〜50代の女性に多く、加齢によって女性ホルモン(エストロゲン)が減少するタイミングと重なることから、より目立ちやすくなる傾向があります。

 

ただし、ここで重要なのは「髪の変化=すべてが遺伝ではない」という点です。なぜなら、女性の髪はホルモンだけでなく、生活習慣やストレス、出産、ダイエット、睡眠不足などによっても敏感に反応するからです。

 

さらに、ヘアカラーやパーマの繰り返しによる薬剤ダメージも髪質の変化を招く大きな要因です。

「最近、急に髪がパサつく」「以前より広がる」と感じたら、それは遺伝ではなく、髪の内部が弱っているサインかもしれません。

 

そのため、もし家系に薄毛や細毛の傾向がある場合は、早い段階からのケアがおすすめです。髪や頭皮の状態を整えることで、将来的な悩みを軽減できる可能性があります。

 

LUCEでは、FAGAや髪質変化に悩む女性に向けた髪質改善メニューやスカルプケアを取り揃えています。悩みを一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

髪の毛の悩みはすべて遺伝のせい?後天的な影響もチェック

髪の悩みがあると、「これは遺伝だから仕方がない」と諦めてしまう方も少なくありません。確かに、髪質や毛量、くせ毛などには遺伝が関与しているケースもあります。しかし、髪の状態を左右する要素はそれだけではありません。

 

まず意識しておきたいのが、生活習慣の影響です。たとえば、偏った食生活や過度なダイエットは、髪に必要な栄養素が不足する原因となり、結果的にパサつきや抜け毛を引き起こすことがあります。

 

また、睡眠不足やストレスも髪にとって大きな負担です。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、毛髪の健康にも関わっており、質の良い睡眠が取れていないと髪の回復力が低下してしまいます。さらに、精神的なストレスはホルモンバランスの乱れを招き、頭皮環境が悪化する要因にもなります。

 

そのほかにも、加齢やホルモンの変化も後天的な影響として無視できません。

特に女性の場合、出産後や更年期を境にホルモンバランスが大きく変化することで、急に髪質が変わったり、抜け毛が増えたりすることもあります。

 

さらに、薬剤や熱ダメージも髪質変化の一因です。カラーやパーマ、アイロンの熱によってキューティクルが損傷すると、髪は水分を保てなくなり、広がりやすくなったり、うねりやすくなったりします。これは遺伝とは無関係な“外部ダメージ”による変化です。

 

つまり、髪の悩みのすべてを遺伝のせいにするのではなく、日々の生活やヘアケア習慣を見直すことも大切です。

改善できる要素があるからこそ、正しい知識とケアで未来の髪は変わっていきます。

 

髪と頭皮の両面からアプローチするケアを提案しています。遺伝かも?と思っているそのお悩みも、もしかすると後天的な原因かもしれません。ぜひ一度、私たちにご相談ください。

 

 

遺伝を理解したうえで、できる髪のケアとは?

ここまででお伝えしたように、髪の毛の特徴や傾向にはある程度遺伝が関わっています。しかし、だからといって「どうせ遺伝だから変えられない」と思い込んでしまうのは少し早計です。なぜなら、遺伝によって受け継いだ髪質であっても、“扱いやすく整える”ことは十分に可能だからです。

 

では、具体的にどのようなケアができるのでしょうか。まず第一に取り入れていただきたいのが、髪質改善メニューによるアプローチです。LUCEでもご好評いただいている「酸性ストレート」や「トリキュアトリートメント」は、髪本来の質感を残しながら、広がり・うねり・パサつきを整えることができるメニューです。

 

◻︎ 酸性ストレート|ダメージを最小限に抑え、自然なまとまりを実現

◻︎ トリキュアトリートメント|髪の内部を補修し、柔らかく扱いやすい質感へ

 

また、頭皮ケアも非常に重要なポイントです。髪が生まれる“土台”である頭皮の状態を整えることで、抜け毛や細毛の予防にもつながります。

特にLUCEでは、以下のようなスパメニューをご用意しています。

 

◻︎ 強髪スパ|ヒト幹細胞エキスを使用し、毛根に栄養を届ける集中ケア

◻︎ 炭酸スパ|毛穴の汚れをリセットし、血行促進をサポート

 

さらに、日常で意識しておきたいのがホームケアの見直しです。たとえば、髪質に合ったシャンプーやトリートメントの使用、ドライヤー前の保湿、就寝時の摩擦対策など、ちょっとした工夫の積み重ねが将来的な髪質を大きく左右します。

 

もちろん、今ある髪の悩みのすべてを一度に解決することは難しいかもしれません。しかし、遺伝の特性を理解しながら、できる範囲でケアを継続することが美髪への近道です。

 

 

実際のお客様の声|髪質は変わる!LUCEでの事例紹介

ここまで読んでくださった方の中には、「それでも本当に髪質って変わるの?」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。確かに、遺伝による髪質は根本的には変えられない部分もありますが、“扱いやすい髪”に近づけることは可能です。

 

ここでは、LUCEにご来店いただいた実際のお客様の事例をご紹介します。どの方も最初は悩みを抱えておられましたが、継続的なケアで変化を実感されています。

 

くせ毛で広がりやすかった学生さん(10代女性)

中学生頃から強いくせ毛に悩み、毎朝ストレートアイロンが手放せなかったお客様。初回カウンセリングでは、ダメージを抑えた施術をご希望されました。酸性ストレートを数ヶ月おきに継続し、現在ではアイロンを使わずにまとまる髪へと改善。髪に対するストレスが大幅に軽減されたと喜んでいただいています。

 

出産後に髪質が変わった30代主婦の方

出産をきっかけに、髪のハリコシが失われ、抜け毛も増えたというお悩みでご来店。カウンセリングの結果、まずは頭皮環境を整える強髪スパを導入。その後、トリキュアトリートメントを定期的に取り入れることで、抜け毛が落ち着き、髪の立ち上がりも回復。以前よりも自然なツヤ感が戻り、ご本人も笑顔に。

 

加齢によるうねり・広がりに悩む40代のお客様

年齢とともに髪がうねるようになり、朝のスタイリングに時間がかかっていた方。髪質を拝見したうえで、酸性ストレート+内部補修のトリートメントをご提案。初回から変化を実感され、以後も定期的なケアを継続中。ご家族から「若返ったみたい」と褒められたとのことです。

 

このように、髪質や頭皮の状態に合わせた適切な施術を行うことで、髪の悩みは改善していく可能性があります。大切なのは、自分の髪としっかり向き合い、継続的なケアを行うことです。

 

 

よくある質問Q&A|髪の遺伝にまつわる疑問に答えます

髪に関する悩みや不安は、人に聞きづらいもの。ここでは、LUCEに実際に寄せられる“髪の遺伝”に関する質問の中から、特に多いものをQ&A形式でまとめました。

 

どれも気になる内容ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

 

Q1. 将来薄毛になるかどうかは、見た目や検査で分かりますか?

A. 絶対的に予測することはできませんが、家族構成や頭皮の状態、生活習慣などから“リスクの高さ”を把握することは可能です。医療機関で遺伝子検査を受ける方法もありますが、まずは頭皮環境や日頃のケアの見直しが先決です。LUCEではマイクロスコープを使用した頭皮チェックも行っています。

 

Q2. 子どもの髪質はいつ頃決まるのでしょうか?

A. 一般的には、思春期を迎える12歳〜15歳頃にかけて髪質が安定してきます。ただし、それまではホルモンの影響や生活習慣で変化しやすく、「赤ちゃんの時は直毛だったのに、成長してくせ毛になった」というケースも多く見られます。小さな変化を見逃さず、適切なケアをすることが大切です。

 

 Q3. 両親ともに直毛なのに、なぜ自分だけくせ毛なのですか?

A. くせ毛の遺伝子が“劣性”として隠れていた可能性が高いです。また、祖父母やさらに上の世代からの隔世遺伝も考えられます。遺伝の組み合わせは非常に複雑なため、必ずしも両親と同じ髪質になるとは限りません。

 

Q4. ヘアカラーやパーマのダメージも、髪質を悪くする原因ですか?

A. はい、その通りです。薬剤や熱による外的ダメージが蓄積されると、本来の髪質とは違ったうねりやごわつきが出ることがあります。特にブリーチや縮毛矯正の繰り返しは注意が必要です。ダメージを最小限に抑える施術を選び、適切なホームケアを行うことが予防につながります。

 

Q5. 遺伝による髪質は、本当に改善できるのでしょうか?

A. 完全に“変える”ことは難しいですが、扱いやすく“整える”ことは十分可能です。たとえば、LUCEで提供している酸性ストレートや髪質改善トリートメントは、髪本来の美しさを引き出し、日常のスタイリングを楽にしてくれる施術です。継続的なケアと正しい知識が、髪との上手な付き合いにつながります。

 

 

遺伝を受け入れながら、髪との上手な付き合い方を

ここまでご紹介してきたように、髪の毛に関する悩みには遺伝が関わっているケースが多くあります。くせ毛、毛量、薄毛傾向など、確かに生まれ持った要素には逆らえない部分もあるでしょう。しかし、だからといって“あきらめるしかない”というわけではありません。というのも

髪の状態は“遺伝×環境”で決まるからです。

たとえば、丁寧なヘアケアを続けていくことで、遺伝的にうねりやすい髪でもおさまりやすくなったり、薄毛のリスクを軽減したりすることは十分に可能です。

 

また、現代の美容技術は日々進化しています。LUCEがご提案する酸性ストレートやトリキュアトリートメント、強髪スパなどのメニューは、「変わらない」と思っていた髪質に対する新しい選択肢を提供してくれます。

 

もちろん、まずは自分の髪を知ることが第一歩です。なぜその悩みが起きているのか、どこまでが遺伝で、どこからが日々の習慣による影響なのか。

その“見極め”ができれば、今後のケアの方向性も自然と見えてきます。

 

最後にもう一度お伝えしたいのは、「髪質は変えられない」ではなく、「髪との付き合い方は変えられる」ということ。自分の髪を否定するのではなく、どう付き合っていくかを考えることこそが、美しい髪への第一歩です。

 

LUCEでは、一人ひとりの髪に寄り添った提案を心がけています。どんな小さな疑問や悩みでも、お気軽にご相談ください。髪と向き合い、もっと自分らしく輝ける毎日を一緒に目指しましょう。

 

 

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