子供の髪と頭皮の正しいケア|いつから?何を使う?悩み別ガイド

なぜ子供の頭皮と髪のケアが大切なのか

 

まずはじめに、子供の頭皮と髪のケアは意外と見落とされがちですが、実はとても重要です。

というのも、大人と違い、子供の頭皮や髪はまだ発育途中。皮膚が薄く、外部刺激にとても敏感です。

特に幼児期は皮脂分泌が不安定で、乾燥しやすい子もいれば、逆にベタつきが気になる子もいます。

 

そのため、間違ったケアを続けてしまうと、かゆみ・フケ・におい・湿疹といった頭皮トラブルを引き起こす原因になってしまうのです。

また、髪の毛についても注意が必要です。

子供の髪はとても細く柔らかいため、刺激の強いシャンプーや紫外線のダメージを受けやすい傾向があります。

それにより、髪が絡まりやすくなったり、枝毛や切れ毛の原因にもつながります。

つまり、子供の頭皮と髪には「子供専用のやさしいケア」が必要ということ。

「大人と同じケアで大丈夫だろう」と思っていたら、実はその選択がトラブルの原因になっているケースも少なくありません。

 

このブログでは、

・いつから大人用シャンプーを使えるのか

・トリートメントは必要なのか

・紫外線ケアはどうするのか

・自然乾燥でもいいのか? など、

日常でよくある素朴な疑問に丁寧にお答えしていきます。

 

 

子供用シャンプーはいつから使うべき?

 

結論から言うと、子供用シャンプーは生後6ヶ月〜1歳ごろを目安に切り替えるのが一般的です。

ただし、これはあくまで目安であり、赤ちゃんの肌状態や髪の量によってもタイミングは変わってきます。

では、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

◻︎ 新生児〜6ヶ月ごろまでは「ベビーソープ」で十分

この時期は髪の量が少ない子が多く、頭皮の皮脂も安定しているため、全身に使える泡タイプのベビーソープで優しく洗ってあげるだけで問題ありません。

泡で包み込むように洗い、ぬるめのお湯でしっかり流すだけでOKです。

 

◻︎ 6ヶ月〜1歳を過ぎると「汗やにおい」が気になり始める

個人差はありますが、少しずつ髪の毛が増えてくる時期です。

頭皮のにおいや汗の汚れが気になってきたら、低刺激処方の子供用シャンプーに切り替えるサインと考えてよいでしょう。

 

子供用シャンプーは、

・目にしみにくい

・界面活性剤がやさしい

・洗浄力がマイルド

 

など、敏感な肌に配慮された処方になっています。

 

◻︎ 2歳ごろからは「泡立ち」もポイントに

イヤイヤ期に入る2歳前後からは、泡立ちの良いシャンプーを選ぶのもひとつの工夫です。

泡が立ちにくいと、洗い残しの原因になったり、子供が嫌がったりすることも。

モコモコ泡で楽しく洗えるタイプなら、お風呂タイムもスムーズになります。

 

 

大人用シャンプーはいつからOK?選び方の注意点

 

「そろそろ子供も大きくなったし、大人と同じシャンプーでいいかな?」

そんな風に思うタイミング、意外と早く訪れますよね。

ですが、大人用シャンプーの使用は慎重に検討すべきポイントです。

 

◻︎ 目安は小学校高学年〜中学生以降

皮脂の分泌量や頭皮の厚み、髪質が大人に近づいてくるのは思春期前後。

この頃からは汗や皮脂が増え、においやべたつきが気になるようになります。

そのため、大人用のシャンプーを使ってもトラブルが起こりにくくなっていきます。

ただし、小学校低学年〜中学年前後までは、まだまだ頭皮がデリケートな状態。

無理に大人用シャンプーに切り替えると、かゆみ・乾燥・炎症などのトラブルを招く恐れがあります。

 

◻︎ 選ぶときのチェックポイント

もし大人用シャンプーを使う場合は、以下の点に注意しましょう。

 

・洗浄力が強すぎないか(高級アルコール系界面活性剤が多いものは避ける)

・メントールなど刺激の強い清涼成分が入っていないか

・シリコン・香料などでアレルギーを起こしやすくないか

・敏感肌用・低刺激処方の大人向け製品を選ぶこと

 

特に、香りが強すぎるシャンプーは要注意。

大人には心地よくても、子供には刺激になることがあります。

 

◻︎ アレルギー体質・アトピー体質の子は特に注意

皮膚が弱い子の場合、ほんの少しの成分でもかぶれや赤みの原因になります。

このような体質の子には、低刺激で添加物が少ない「子供用シャンプー」のまま継続するのが安心です。

 

 

子供にトリートメントは必要?

 

「子供の髪ってサラサラだから、トリートメントなんていらないんじゃない?」

一方で、「絡まりやすいし、つけたほうが良いのでは?」と悩む保護者の方も多いはず。

結論としては、基本的に子供にトリートメントは“必須ではない”が、必要なケースもあるというのが実情です。

 

◻︎ 髪が細く、ダメージを受けやすい子もいる

子供の髪は大人よりも細くて柔らかく、キューティクル(髪表面の保護膜)も薄いため、ちょっとした摩擦や紫外線、プールの塩素などでダメージを受けやすくなっています。

 

特に、以下のような子は注意が必要です。

・髪がすぐ絡まってしまう

・寝起きに後頭部がごわごわしている

・枝毛や切れ毛が気になってきた

 

こうした場合、子供向けのアウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)を使うことで、髪の絡まりや摩擦から守ってあげることができます。

 

◻︎ 洗い流すトリートメントは基本不要

一般的な「洗い流すトリートメント」は、子供にとっては刺激が強すぎる場合が多いです。

また、うまくすすぎきれずに頭皮に残ってしまうと、かゆみや湿疹の原因になることも。

そのため、小学生以下の子には、ミストタイプやオイルインウォーター型などの軽い仕上がりのものが安心です。

 

◻︎ 使用するなら「子供向け処方」を

市販の中には、香料・シリコン・防腐剤などが多く含まれている製品もあります。

 

選ぶ際は以下をチェックしましょう。

・ノンシリコン処方

・無香料または天然精油の香り

・低刺激性(敏感肌テスト済み)

 

また、髪のケアだけでなく、絡まりにくいようにブラッシングやドライの仕方を見直すことも大切です。

 

 

紫外線による子供の髪と頭皮ダメージ|どう防ぐ?

実は、子供の髪や頭皮も紫外線の影響を大きく受けています。

肌と同様に、頭皮も紫外線を浴びすぎると赤み・乾燥・炎症などを引き起こします。

さらに髪の毛も、紫外線によりキューティクルがはがれやすくなり、パサつきや絡まりの原因になります。

 

◻︎ 「帽子だけ」では完全に防げない

外出時には帽子をかぶせるのが一般的な紫外線対策ですが、強い日差しや長時間の外遊びでは、それだけでは不十分です。

帽子の隙間から紫外線が入り込むこともあり、完全な防御は難しいのが現実です。

 

特に注意が必要なのは以下のようなシーンです。

・真夏の公園遊び

・海やプールでのレジャー

・運動会や校外学習

 

こうした場面では、頭皮や髪専用のUVケアアイテムを活用するのがおすすめです。

 

◻︎ 子供向けUVスプレーやミストを活用

最近では、髪と頭皮にも使える子供用のUVケアアイテムが増えてきています。

 

ポイントは以下のとおりです。

・アルコールフリー・無香料タイプを選ぶ

・スプレーよりミストタイプの方がムラになりにくい

・ベタつかず軽い仕上がりのものを選ぶ

 

特に朝の登園・登校前にサッとひと吹きするだけで紫外線対策ができるので、親子で一緒に使えるアイテムとして人気です。

 

◻︎ 髪のダメージを防ぐには「洗い流すケア」もセットで

紫外線を浴びたあとは、その日のうちにしっかりと汚れや汗を洗い流すことも重要です。

乾燥が気になる子には、シャンプー後に軽く保湿スプレーを使ってケアするのも効果的です。

 

 

子供の髪は乾かすべき?自然乾燥のリスクとは

 

「子供ってすぐに動き回るし、ドライヤーを嫌がる…」

「自然乾燥でも大丈夫かな?」

そんな悩みを抱える保護者の方は多いのではないでしょうか。

しかし、子供の髪や頭皮を自然乾燥のまま放っておくのは、実はリスクがあります。

 

◻︎ 自然乾燥は「頭皮トラブル」の原因になる

濡れたままの頭皮は、雑菌が繁殖しやすい状態です。

 

そのまま放置してしまうと…

・かゆみやにおいが発生しやすくなる

・頭皮が蒸れて湿疹の原因になる

・フケや乾燥を招くことがある

 

特に子供は寝ている間に大量の汗をかくため、湿ったまま寝るのは避けるべきです。

 

◻︎ 髪もダメージを受けやすくなる

髪の毛も濡れているとキューティクルが開いた状態。

このまま寝てしまうと、枕との摩擦で傷みやすくなり、絡まり・枝毛・切れ毛の原因になります。

サラサラの髪を守るためにも、ドライヤーでしっかり乾かすことは大切です。

 

◻︎ ドライヤーのコツ|時短&ストレスフリーに

嫌がる子供にドライヤーをする際は、ちょっとした工夫でストレスを軽減できます。

 

・冷風モードを活用して熱を避ける

・風を下からではなく上から当ててあげる

・お気に入りの動画や絵本を見ながら乾かす

・吸水性の高いタオルで先にしっかり水気を取る

 

これらの方法を取り入れるだけで、ドライの時間が短縮できて、親子ともに負担が軽くなります。

 

 

子供におすすめのケアアイテム3選

子供の髪と頭皮を健やかに保つためには、毎日のケアに使うアイテム選びがとても重要です。

ここでは、「安全性」「使いやすさ」「子供が嫌がらない」をポイントにしたおすすめアイテムを3つご紹介します。

 

1. 低刺激・無添加の子供用シャンプー

まずは基本のシャンプーから。

選ぶときは以下の条件を満たすものがおすすめです。

 

・アミノ酸系のマイルドな洗浄成分

・ノンシリコン、無香料または天然由来の香り

・目にしみにくい低刺激処方

 

泡タイプやポンプ式のものは扱いやすく、親子ともにストレスが少ないのもポイントです。

洗うのが苦手な子には「モコモコ泡」で楽しくケアできる製品も人気です。

 

2. 絡まり防止のヘアミスト

髪が細く、絡まりやすい子にはアウトバス用のヘアミストが役立ちます。

以下のような特徴があるものを選びましょう。

 

・静電気を防止してクシ通りを良くする

・保湿成分(ヒアルロン酸、セラミドなど)が配合されている

・べたつかずサラッと仕上がるタイプ

 

朝の寝ぐせ直しや、ドライヤー前の保護スプレーとしても使えるので、一本あると便利です。

 

3. 髪と頭皮にも使えるUVスプレー

日差しが強い季節には、UV対策も欠かせません。

子供用の日焼け止めと一緒に使える、髪や頭皮にも対応したミストタイプのUVスプレーを選ぶと安心です。

 

・SPF/PA表記があり、肌にも優しい処方

・アルコールフリー・無香料タイプ

・白浮きせず、軽くてべたつかない使用感

 

登園・登校前にサッとひと吹きするだけで紫外線対策ができるため、外遊びが多い子にもぴったりです。

 

 

ケア習慣は何歳から教えるべき?親子でできるヘアケア習慣

子供の髪や頭皮のケアは、親がやってあげるものというイメージが強いかもしれません。

しかし実は、3歳〜5歳ごろから少しずつ“自分でやる習慣”を教えていくのが理想的です。

 

◻︎ まずは「楽しく」ケアを始めよう

いきなり「自分でやりなさい」と言っても、子供にとっては難しいもの。

まずは親と一緒にやる「ごっこ遊び」の感覚でスタートするのがコツです。

 

たとえば…

・お風呂で一緒に泡を立てて洗う

・お気に入りのくしで髪をとく

・乾かしながら「いい匂い〜」と声をかける

 

こうした声かけや雰囲気づくりが、「ヘアケア=楽しい時間」と思わせる第一歩になります。

 

◻︎ できることから“習慣化”を

自分でやれることが少しずつ増えてきたら、簡単なケア習慣から習慣化を目指してみましょう。

 

・お風呂のあと、タオルで自分の髪をふく

・朝起きたら髪をとかす

・寝る前にパパやママと一緒にブラッシング

 

このように、日常生活の中に自然と組み込むことで、無理なくケアが身につきます。

 

◻︎ 自立心を育てるきっかけにも

自分の髪を自分で整えることは、自己肯定感や自立心にもつながります。

「できたね」「今日はサラサラになったね」といった小さな成功体験が、子供の心に自信を与えてくれるのです。

また、「ママも一緒にやってるよ」「今日はパパの番!」といった家族全体での関わりが、親子のコミュニケーションにもつながります。

 

 

よくある質問Q&A|子供の髪と頭皮ケアの悩みを解決!

 

ここでは、日常の中でよく寄せられる子供の髪と頭皮のケアに関する疑問をQ&A形式で解決していきます。

「これって普通?」「どう対処すればいいの?」そんな不安の参考にしてみてください。

 

Q. 子供の頭がにおうのはなぜ?どうすればいい?

A. 活発に動く子供は、汗や皮脂の分泌が多くなるため、頭皮ににおいがこもりやすくなります。

特に、帽子をかぶる時間が長い日や、汗をたくさんかいた日は要注意。

毎晩のお風呂でしっかりと洗い流し、自然乾燥を避けてきちんと乾かすことが大切です。

 

Q. 子供のフケが気になるけど病院に行くべき?

A. フケの原因はさまざまです。乾燥、洗い残し、シャンプーの成分が合っていない場合などがあります。

まずは洗浄力のやさしいシャンプーに変えてみること、しっかりすすぐことを意識しましょう。

改善しない、かゆみや赤みを伴う場合は皮膚科の受診をおすすめします。

 

Q. 髪が絡まりやすくて朝が大変…対処法は?

A. 絡まりやすい髪には、アウトバストリートメントやヘアミストを使うと効果的です。

また、寝る前にしっかり乾かし、軽くブラッシングしておくことで、翌朝のもつれも軽減できます。

就寝中の摩擦を防ぐために、シルク素材の枕カバーを使うのもひとつの方法です。

 

Q. 子供でも使えるスタイリング剤ってあるの?

A. 市販のスタイリング剤には、大人用の成分が強すぎるものもあります。

子供には無香料・ノンシリコン・低刺激タイプのジェルやバームが適しています。

特に、七五三や発表会などで一時的に使用する場合は、お湯で落とせる軽いタイプを選びましょう。

 

 

子供の健やかな髪と頭皮のためにできること

ここまで、子供の髪と頭皮のケアについて、よくある疑問を中心にお伝えしてきました。

改めてポイントを振り返ると、**「子供のケアは、大人とは別物」**であるということが分かります。

特に意識しておきたいのは、以下の点です。

 

・頭皮や髪がまだデリケートなため、低刺激でやさしいケアが基本

・シャンプーやトリートメントは、年齢や髪質に応じて選ぶことが大切

・紫外線や摩擦、自然乾燥による外的ダメージを防ぐ習慣づくりも必要

・親子で一緒に取り組むことで、楽しくヘアケア習慣が身につく

 

また、「子供だから適当でいいや」ではなく、子供の将来の髪や肌の健康の土台を作る大事な時期だと捉えることが大切です。

忙しい日々の中でも、少しの工夫とアイテム選びで、子供の髪と頭皮はもっと健やかになります。

無理なく続けられる方法を見つけながら、親子で楽しむケアタイムをぜひ取り入れてみてください。

 

 

【キッズカットメニュー】

・jrカット ¥2,970(シャンプー付)

・中学生カット ¥3,850(シャンプー付)

・前髪カット ¥1,100

 

 

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