アウトバスのつけすぎが原因?髪のベタつきと正しい使い方ガイド

髪が乾燥しやすい冬や、ダメージが気になる季節。

「保湿しないと不安…」とオイルやミルクの重ね付けをする人が増えています。

しかし、そのケアが逆に髪をベタつかせ、乾きにくくし、夕方にはペタンと重たい仕上がりになってしまうケースが多くあります。

 

実際にサロンでも

「シャンプーが泡立たない」

「乾かしても乾かない」

「根本がベタつく」

という声は非常に多いです。

 

今回は、そんな悩みを持つ方に向けて、美容師が“正しいアウトバスケア”をわかりやすく解説します。

 

 

 

 

髪がベタつく原因はアウトバスのつけすぎ?よくある間違い

 

髪がベタつく原因の多くは「量」よりも「付け方」にあります。

特に多いのが以下のパターンです。

 

 オイル+ミルクの重ね付け

乾燥が気になるからと、保湿力の高いアイテムを重ねてしまうと油分過多になり、髪が“重たい質感”に。

特に細毛の方はベタつきやすくなります。

 

 根元付近からつけてしまう

アウトバスは基本的に“毛先〜中間”につけるもの。

根元近くにつけると毛穴が詰まりやすく、トップがつぶれる原因に。

 

 髪質に合わないアイテムを使っている

細毛・軟毛の方はオイルが重すぎることも。

逆にダメージ毛がミルクだけだと物足りない場合も。

 

 そもそも量が多い

肩上の長さなのにロングの量を使ってしまうと確実にベタつきます。

こういった“些細なズレ”が、髪のベタつきにつながります。

 

 

 

アウトバスのつけすぎが招くデメリット

 

アウトバスの使いすぎは、髪と頭皮にさまざまな悪影響を与えます。

 

 シャンプーが泡立たない

油分が髪に残りすぎていると、シャンプーが泡を作りにくくなります。

その結果、「洗えていない感じ」が続き、さらにベタつきの悪循環へ。

 

 髪が乾きにくくなる

オイルが表面に過剰に残ると、ドライヤーの風が内部に通りにくくなり乾きが遅くなります。

 

 夕方のベタつき・匂いの原因に

油分は空気中の汚れ・臭いを吸着しやすく、夕方の匂いも強くなりがちです。

 

 頭皮トラブルにつながる

根元付近につけてしまうと、毛穴詰まり→皮脂増加→ベタつき悪化 のループに。

こうした症状に心当たりがある方は、アウトバスの量や使い方を見直す必要があります。

 

 

 

 

正しいアウトバスの選び方(髪質別)

 

アウトバスは“誰にでも同じ”ではありません。

髪質によって向き・不向きがあります。

 

 細毛・軟毛の方

→ 軽めのミルク・オイルミストが◎

重ためオイルは避ける。

 

 普通毛の方

→ ミルク+少量オイルの併用がバランス良い。

 

 多毛・くせ毛・ダメージ毛

→ オイルのしっかりケアが合いやすい

広がりやすい方は油分でまとまりが良くなります。

 

 季節で選ぶのもポイント

・冬 → オイル多め、油分補給

・夏 → ミルク中心、軽やかに

「乾燥する季節だからとりあえずオイル」という考えはNGです。

 

 

長さ別の適量(ミルク/オイル)

 

適量を間違えるだけで一気にベタつきます。

 

 ショート

オイル|1滴

ミルク|パール粒1個分

 

 ボブ

オイル|1〜2滴

ミルク|パール粒1.5〜2個分

 

 ミディアム

オイル|2〜3滴

ミルク|2〜3個分

 

 ロング

オイル|3〜4滴

ミルク|3〜4個分

※基本は“少ないかな?”と思う量から調整するのが鉄則。

 

 

 

美容師直伝!ベタつかないアウトバスの正しいつけ方

 

① 手のひら全体にしっかり広げる

手のひらに広げていないと、つけた瞬間に“ベタっ”となりやすい。

 

② 毛先 → 中間の順番に

根元はNG。トップがペタンとします。

 

③ 乾かす前にしっかりなじませる

オイルが1箇所にかたまらないように、手ぐしでしっかり。

 

④ ドライ後に少量だけ仕上げ

スタイリング目的なら“ほんの少しだけ”毛先に。

 

 

 

どうしてもベタついてしまう人のチェックリスト

 

以下に当てはまる方は、ケアの見直しが必要です。

 

・髪質と合わないアウトバスを使っている

・つける量がそもそも多い

・根元付近につけている

・ミルクとオイルの併用が習慣化している

・シャンプーの洗浄力が弱すぎる or 強すぎる

・乾かし不足

・クレンジング(週1)が足りていない

 

このあたりを改善するとベタつきはかなり解消されます。

 

 

 

 

美容室でできる解決メニュー

 

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 髪のベタつき改善におすすめ

・クレンジングスパ

・髪質改善トリートメント

・自分に合ったアウトバスの選び方

・ドライヤーの当て方レクチャー

「何を選べばいいかわからない…」という方こそ、美容師が一番得意な分野です。

 

 

アウトバスは“少量・適切・部分使い”が鉄則

髪のベタつきは、不潔や皮脂ではなく“ケアの過剰さ”が原因になっていることが非常に多いです。

・適量を守る

・根元にはつけない

・髪質に合うアイテムを選ぶ

この3つだけで、髪は驚くほど軽く、扱いやすく変わります。

ベタつきに悩んでいる方は、ぜひ今日からアウトバスケアを見直してみてくださいね。

 

 

 

 

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