髪を洗う時の温度は何度がベスト?カラー毛・パーマ毛・縮毛・子供まで徹底解説!
髪を洗うとき、なんとなくシャワーを「いつもの温度」で使っていませんか?
しかし実は、髪の状態・年齢・施術履歴(カラー、パーマ、縮毛矯正)によって、最適な温度は変わるんです。
温度を変えるだけで、ダメージの軽減・色持ちUP・パーマの持続・頭皮ケアに大きな差が出ます。
今回は、美容師目線で「髪を洗うときのベストな温度」と「髪質別の最適温度」をわかりやすくまとめてご紹介します。
髪を洗う時の適切な温度は?
まず結論ですが、髪と頭皮に最も優しい温度は“38℃前後”のぬるま湯です。
① キューティクルが開きすぎない
40℃以上の熱いお湯はキューティクルを大きく開かせ、
必要な水分やカラーの色素まで流れやすくなります。
② 必要な皮脂を取りすぎない
熱いお湯は頭皮の皮脂を過剰に流してしまい、
乾燥・フケ・かゆみの原因に。
③ 汚れはしっかり落ちる
38℃は、皮脂やスタイリング剤を落とすのに十分な温度。
「ぬるいと汚れが落ちない?」と思われがちですが問題ありません。
つまり、
頭皮ケア・髪のケア・色持ちの全てにとって38℃が最もバランスが良い温度なのです。
色持ちを良くする最適温度
カラーをしている髪は、高温のお湯が一番の敵です。
なぜなら、カラーはキューティクルを開いて色を内部に入れているため、
熱によってキューティクルが開くと色素が流れやすくなります。
▼最適温度|36〜38℃
ポイントは「少しぬるいかな?」くらいの温度。
これだけで褪色のスピードは大きく変わります。
■カラー毛で気をつけたいこと
・40℃以上はNG
・洗い流しの時も温度を上げない
・トリートメント後のすすぎも低温で
特に赤系や暖色系は熱に弱いため、温度管理=色持ちの鍵になります。
パーマ毛に!カールを長持ちさせるポイント
パーマをかけた髪は、熱に触れるとウェーブの形成に影響が出やすい状態。
▼最適温度|37〜38℃
パーマは薬剤と熱でカールの形を安定させているため、
高温シャワーはカールのダレ・ゆるみの原因になります。
■パーマ毛が熱で弱くなる理由
・熱でケラチン結合が弱まる
・乾燥が進むとカールの弾力が失われる
・40℃以上はパーマの持続力が低下しやすい
そのため、乾燥しやすいパーマ毛には適度な低温×保湿ケアが必須。
ぬるま湯で洗い、トリートメントでしっかり補修してあげることでカールの弾力が長持ちします。
縮毛矯正している髪は?低温で洗うべき理由
縮毛矯正をしている髪は、表面が整って見える反面、内部は非常にデリケートな状態です。
▼最適温度|36〜38℃(特に低め推奨)
縮毛矯正毛はとても熱に敏感。
40℃以上のお湯で洗うと、
・クセ戻りの原因になる
・乾燥が進み、硬さ・ざらつきが出る
・トリートメントの効果が出にくくなる
などのトラブルが起こりやすくなります。
特に縮毛矯正は熱処理をしているため、「熱ダメージ→さらに熱」はダメージ連鎖を起こしやすい状態。
そのため、カラー毛以上に温度管理が重要です。
子供の髪を洗う温度は?頭皮に優しい最適設定
子供の頭皮は大人より薄く、水分量も少ないため、
乾燥や刺激にとても敏感です。
▼最適温度|36〜38℃(低め推奨)
熱いお湯は刺激になりやすく、
・フケ
・かゆみ
・乾燥
・皮脂バランスの乱れの原因になります。
また、子供は皮脂量も少ないため、38℃以上の高温は必要な皮脂まで奪ってしまうことに。
優しい温度で、短時間でしっかり洗ってあげることがポイントです。
季節で変わる?冬・夏のおすすめ温度の違い
実は、髪を洗う温度は季節に合わせて調整するとより効果的です。
■冬(乾燥しやすい季節)
→ 36〜38℃のぬるま湯で低めに
・乾燥対策
・頭皮のかゆみ、フケ予防
・カラー褪色対策に◎
■夏(皮脂が多い季節)
→ 38〜39℃まで許容
・ベタつき
・汗汚れには少し高めでもOK。
ただし、カラー毛やパーマ毛は夏でも38℃以下が安全です。
間違った温度で洗うとどうなる?
温度が合っていないと、髪と頭皮にさまざまな問題が起こります。
▼髪のトラブル
・枝毛・切れ毛が増える
・カラーがすぐ抜ける
・パーマがだれやすくなる
・手触りが悪くなる
▼頭皮のトラブル
・乾燥・フケ
・かゆみ
・皮脂過多
・ニオイ
・頭皮の赤み
温度が少し違うだけでこれだけの差が出るため、
毎日のお風呂時間=ヘアケアの重要ポイントと言えます。
髪質別の最適温度まとめ
どの場合も40℃以上はダメージに直結するため避けるのが正解。
・シャンプー前の予洗い
・トリートメント後のすすぎ
も同じ温度に統一すると、さらに髪の負担が減り、カラーやパーマの持ちが大きく変わります。
美容室帰りの仕上がりを守るためのケア
結局、良い髪を保つには温度管理+アフターケアのセットが大切です。
■トリートメントの浸透を良くするコツ
ぬるま湯で洗うとキューティクルが極端に開かないため、
成分が流れにくくなります。
■お風呂上がりはドライヤー温度にも注意
・根元はしっかり乾かす
・毛先は低温や冷風をMIX
・乾かしすぎに注意
トップのボリューム・毛先のまとまり・パサつき防止など、仕上がりにも差が出ます。
髪質に合わせた温度調整で髪が変わる!
髪を洗うときの温度は、毎日のルーティンのようでいて、
実は髪と頭皮の状態を大きく左右する“超重要ポイント”です。
・基本は 38℃前後
・カラー毛は 36〜38℃で褪色防止
・パーマ毛は 37〜38℃でカール維持
・縮毛矯正毛は 低温で熱ダメージを回避
・子供は刺激を避けて 低め設定
ほんの少しの温度調整で、手触り・色持ち・まとまりが驚くほど変わります。
自分の髪・家族の髪に合わせて、今日からぜひ「髪に優しい温度」で洗ってみてくださいね◎
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