シャンプー後のキシキシはなぜ起こる?ノンシリコンが合う人・合わない人

シャンプー後に髪がキシむのはなぜ?

 

「シャンプーしたあと、指が通らない」「洗い上がりがキシキシする」

このような悩みを感じたことがある方は多いのではないでしょうか。

まず知っておきたいのは、キシみ=必ずしも悪いことではないという点です。

 

キシみの正体は、主に「摩擦」と「水分・油分の不足」によって起こります。

シャンプーは、髪や頭皮の汚れ・皮脂・スタイリング剤を落とすためのものです。

 

洗浄力が高いほど、汚れと一緒に髪表面の油分も落とされます。

その結果、髪同士が直接触れ合い、摩擦が起こりやすくなり、キシみを感じます。

特に以下に当てはまる方は、キシみを感じやすい傾向があります。

 

・カラーやパーマをしている

・ブリーチ経験がある

・髪が細く絡まりやすい

・乾燥しやすい髪質

 

また、髪は濡れている状態が一番デリケートです。

キューティクルが開いているため、洗っている最中や流している時にキシみを感じやすくなります。

 

 

 

 

キシむ=悪いシャンプーではない?

「キシむから、このシャンプーは合っていないかも」

そう思ってすぐに使用をやめてしまう方も少なくありません。

 

しかし実は、キシみは“洗えているサイン”の一つでもあります。

特に、余分な皮脂や被膜をしっかり落とすタイプのシャンプーは、

洗い上がりに軽いキシみを感じやすい設計になっています。

 

ここで大切なのは、「どんなキシみか」を見極めることです。

・一瞬キシむが、トリートメント後は滑らか

・乾かすと軽くまとまる

この場合は、過度に心配する必要はありません。

 

 

・トリートメントをしても指通りが悪い

・乾かしてもパサつき、広がる

この場合は、洗浄力が強すぎる、もしくは髪質に合っていない可能性があります。

 

 

 

 

シリコンは本当に悪者なのか?

 

「シリコン=髪に悪い」

このイメージはいまだに根強く残っていますが、これは大きな誤解です。

シリコンの役割は、髪をコーティングし、摩擦やダメージから守ること。

髪を傷める成分ではありません。

 

実際、美容室で使用されているシャンプーやトリートメントにも、質の高いシリコンは普通に使われています。

 

よく問題視されるのは「シリコンが残ること」ですが、これはシリコン自体が悪いのではなく、洗浄不足や重ね使いによる蓄積が原因です。

正しく洗えていれば、必要以上に残ることはありません。

 

シリコン=悪

ノンシリコン=正解

という単純な話ではないのです。

 

 

 

 

ノンシリコンシャンプーが合う髪質

ノンシリコンシャンプーは、すべての人に合うわけではありません。

 

しかし、以下のような方には向いています。

・髪が細く、ボリュームが出にくい

・頭皮がベタつきやすい

・皮脂量が多い

・ショートヘア、メンズスタイル

・スタイリングを軽く仕上げたい

 

ノンシリコンは、髪を軽く、素の状態に近づける特徴があります。

根元の立ち上がりを重視したい方にはメリットが大きいです。

 

 

 

 

ノンシリコンシャンプーが合わない髪質

一方で、ノンシリコンが合いにくい髪質もあります。

 

・乾燥しやすい

・広がりやすい

・くせ毛、うねりが強い

・ブリーチ、ハイダメージ毛

・毎日アイロンやコテを使う

 

これらに当てはまる方は、ノンシリコンだとキシみやパサつきを感じやすくなります。

この場合は、シリコン入りで適度にコーティングしてくれるシャンプーの方が、結果的に扱いやすくなることが多いです。

 

 

 

 

キシみを感じた時の正しい対処法

 

キシみを感じたからといって、すぐにシャンプーを変える前に、

まずはケア方法を見直してみましょう。

 

【重要なのは予洗いです】

シャンプー前にしっかりお湯で流すだけで、汚れの多くは落とせます。

シャンプーは、必ず泡立ててから使用してください。

泡がクッションになり、摩擦を減らせます。

 

【トリートメントは中間〜毛先中心に】

ドライ時は洗い流さないトリートメントを使い、タオルで押さえるように水分を取るのがポイントです。

 

 

 

 

キシみにくいシャンプー選びのポイント

シャンプー選びで大切なのは、流行やイメージではなく

髪質とダメージレベルです。

 

チェックしたいポイントは以下です。

・洗浄成分が強すぎないか

・アミノ酸系がベースになっているか

・保湿成分が入っているか

 

美容師は「今の髪に必要かどうか」

を基準に、シリコン・ノンシリコンを使い分けています。

 

 

 

 

キシむ=合っていないとは限らない

シャンプー後のキシみは、必ずしも悪いサインではありません。

 

・シリコンは悪者ではない

・ノンシリコンは万能ではない

・正解は髪質によって変わる

正しい知識を持つことで、シャンプー選びはもっと楽になります。

 

どれを選べばいいか迷ったら、ぜひ美容師に相談してみてください。

 

 

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